串揚げ屋で見る新・ビジネスモデル前編

マーケティング

「情報」はもう売れない時代

の続きです。

たまにテレビを見ていると飲食店の
特集などをしていることがあります。

そのなかで、創業何十年、秘伝のタレを
継ぎ足し継ぎ足しで使ってます。

とかいう店が出てきます。

この秘伝のタレ、とかいっとけば神秘的に
感じてお客さんがたくさんやってくる!

と信じているから店主はそのように
言っているのでしょう。

どうでしょう。
どう感じましたか?

きっと聞き飽きて、特にピンとこない
のではないでしょうか。
このような店主も、繁盛している店が
こういう風に言っているからマネしよう、
というくらいの考えしかないのかもしれません。

繁盛する店のマネをするのはとても
大切なことですが、どういう理由で
繁盛しているかを見極めることは
もっと大切です。

意外と外からは見えにくいものです。
実際は秘伝のタレ、のような表面的な
ものではなく、立地なのかもしれないし、
店内の清潔さ、個室の有る無しかもしれません。

店主の人柄や、看板娘が理由かもしれません。
実際にはそういう要素が複合的に重なり
合って繁盛していることが多いようです。

脱線しましたが、いずれにしても

マル秘の○○を持っているから、
それに価格をつけて売ってあげる、

というビジネスモデルが存在する
ことができた時代がありました。

私たちモノづくりの業界でいうと、
どこどこの機械を買うにはどこどこの
代理店を通さないといけない、
とか、こういう工具が欲しいが、
どういうメーカーが作っているか
分からないので出入りの商社に探して
もらって買う、のようなビジネスモデルも
このような形態です。

「料金所ビジネス」

なんていう言い方をしたりします。

これも大きな意味でいうと情報に
アクセスするための道中に料金所を
設けて利益に変える、というような
情報ビジネスであったと言えます。

中編に続きます。

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