「ジェフ・ベゾスが家に帰るところを見たことがない」

経営者列伝

ジェフ・ベゾス
(1964―)

実業家・アメリカ

1994年、30歳の時にベゾスは
オンライン書店を始める。

創業から3年後に株式公開するも、
他の巨大な老舗本屋チェーンには
対抗できないと批判的な見方をされていた。

それでも1998年から音楽や映像、
他の日用品も取り扱うようになると
メキメキと業績を拡大。

新たなサービスの開始や他の会社を
買収するなど大規模な投資をしまくって
いたため2000年~2002年は
倒産一歩手前までいく。

2007年にはタブレット型の端末
KINDLEを発売、電子デバイスで
本を読むことをいち早く世界にもたらした。

この頃には私自身アマゾンを知っていたが、
当時はまだ本屋のイメージが強く、また
紙の本を読むことが好きだったこともあり、
まったく買おうと思わなかった。

しかし、今や携帯性、本屋に行く手間が
省けるなどの理由で、読む量は電子デバイス
の方が多い。

「市場を作り出す」

「需要を掘り起こす」

とはこういうことをいうのだろう。

また彼は冷酷な合理主義者と非難される
ことも多かった。

ここまで会社を急拡大するのだから、
冷酷に見えるほど決断が早く、失敗の
修正も早いと周りからはそう映ることも
仕方がないと思う。

しかし、創業当初から共に働く女性幹部は

「私は本の発注、仕分け、発送で創業初期、
会社で17時間から18時間は働いていました。
それでも彼(ジェフ・ベゾス)が家に帰る
ところを見たことがありません

と述べている。

こんな彼を妬んで非難するような人々は
創業当初や倒産間近の際にどれほどの
苦難を根性で乗り切ったような彼ほど
働いたこともなければ、プレッシャーを
受け止めたこともないのでしょう。

「働き方改革」、

ムダな長時間労働は害悪でしかありませんが、

「徹底的にやる」

ところは彼から見習いたいものです。

Q:いつでもどこでも会社のことを考えてしまっていますか?

それも人生という時間の一部、
そんなに悪いことでもない気がします。

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