「机の脚を切り落とせばいいのに」

経営者列伝
イングヴァル・カンプラード 参照:ディスカバリーチャンネル

イングヴァル・カンプラード
(1926ー2018)

家具小売りチェーン最大手IKEA創業者。
スウェーデン出身。

1943年、父親からご褒美にもらった
小遣いを元手に事業を始める。

最初はマッチ売りをして稼いでいた。

机を運ぶ時に車に入らず、友人が何気なく

「机の脚を切り落とせばいいのに」

と言われて現在のIKEAの
ビジネスモデルを思いつく。

このビジネスモデルは、

「消費者に組立ててもらうことによって
輸送コスト、人員コストを削減し、
低価格を実現する」

というもの。

家具の価格の大部分が輸送コストで
あることに気付いたことが、
カンプラードの成功を導いた。

他にも、デザインは軽視しないが、
輸送パックにできるだけ効率よく
梱包できるようにする
限られたデザインで大量発注して
価格をできれば市場価格の3分の1、
最低でも2分の1を目指す。

当初マネされやすいビジネスモデルで
あったことには気づいており、

真似される前に急速に店舗を拡大、
店舗にかかる費用を抑えるため、
都心部ではなく郊外に出店、
入店すると時計回りにぐるっと商品を見て
回る設計になっているディズニーランドと
同様、入口と出口が同じで一カ所、
家具だけでなく、それに付随する
インテリアすべてが揃うラインナップ、

など、当初は突飛なアイデアだった
ものが彼によって新しい売り方として
作り出された。

今まで一切銀行などから借り入れせず、
今後も株式上場はしないとのこと。

やればできるんですね。

Q:常識にとらわれ過ぎていませんか?

「常識」ってこわいですね(笑)。

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