「付加価値」を考える①

マーケティング

先日、お客さんと製品の価格について
の話になり、そこから「付加価値」に
ついてよく考える機会になったので、
それをご紹介したいと思います。

値決めは経営、

と京セラの稲盛さんが言っています。

値段の決め方が経営に直結するという言葉、
おっしゃる通りだと思います。

もう少し掘り下げて考えてみると、

「値段をどう付けるかを考えて、
経営にとってベストな値段を付ける」

ということではないでしょうか。

そこで出てくるのがこの「付加価値」
という言葉。
同じような製品・サービスを扱う会社
と比べて、値段、品質、納期、
アフターサービスなどの何かで
一歩抜きんでる、そしてより多く
買ってもうらう、
ということでしょうか。

「付加価値」に対する間違い

誤解を恐れずに言うと、この付加価値
という言葉、私たち企業間取引を主に
扱うビジネスマンにとって苦手な点
かもしれません。

コンペで負けたり、売上が減少してくると

「付加価値を付けないと」

と私自身モガいたことも多々あります。

そこで考え着くのが、

「今まで足りていない点を補う」

という行為。

以前の私の場合で言うと、

見積もりの段階での製品のイメージを、
手書きではなくCAD図などを用いて
もっと分かりやすくする、

すべての連絡、相談に対するアクションを
もっと早くする、

などのことでしょうか。

これはこれで良さそう、と一見思って
しまいそうですが、果たしてこれは
合っているのでしょうか。

イメージでいうとこんな感じ
(下図参照)になります。


なんとなく以前の製品より発展していて、
相手が受け取る価値が増えているように
見えます。でも凸凹ですね。

イメージを基に語るのもアレですが、
(しかも自分で作った)こういういびつな
形のものって壊れやすくないですか?

無理やり何かを付け足して飾るのではなく、
もともと持っている長所がさらに輝く
ようにすることが「付加価値」として
一番いいんじゃないかなと思います。

Q:あなたの製品・サービスの付加価値は何ですか?

私は・・・、何ですかね?(笑)

「付加価値」を考える②へつづく

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