もし不正が起こってしまったら?

不祥事

ちょっと視点を変えて、もし不正が
起こったらどうする?
ということをマーケティングの視点から
考えてみたいと思います。

日産編
不正の内容
「資格持ちの検査員が検査せず、無資格の検査員が検査して、資格持ちのハンコをついていた」
一番手はとてもライトな不正から始めます。
(無資格の検査員も、ある程度熟練の人のような気がするので、製品の品質は変わらなさそう、という意味で)

私の対応例
「無資格キャンペーン」を開始する。
具体的には、自動車免許を持っていない人の
名義で車を買う人には、免許取得応援と
題して64,900円のキャッシュバック。
金額はムシカクを意識。

神戸製鋼編
不正の内容
「検査の数値を誤魔化しまくっていた。グループ会社も含めて。立ち入り検査を受けてもなお誤魔化しまくっていた」

私の対応例

「誤魔化しキャンペーン」を開始する。
今回は製品の品質検査数値ではなく、
見積もりを誤魔化します!
といって見積書発行権を持たない担当者が
独断で金額を決めて良いことにする。
もちろんお詫びを込めて赤字覚悟の安い価格にする。
もちろんそれは表向きで、本当は上司が
チェックもするし、赤字にもならないよう誤魔化す。

東芝編
不正の内容「粉飾決算。経営陣は利益捻出のために架空利益を計上する「チャレンジ」を部下に強いた。 」

私の対応例

「チャレンジキャンペーン」を開始する。
店頭で東芝製品を買う場合、希望の金額に
なるまで「なんとかしろ」
(経営者が部下である幹部に、暗に粉飾を
指示していた際に使われた言葉)
と言い続けることができる。
実態に全く合わない金額でも大丈夫。

ふざけた記事になりましたが、
あながち冗談でもありません。

不祥事や失敗が起こった時は、まず真摯に謝る。
対応を関係者と相談する。
不利益をかけた分を弁済する。
などの正直な対応をすれば、
世の中なんとかなるものだと思います。

心から反省して必死に対応すれば、
相手もなんとか助けてあげたいという
気持ちにさせるものではないでしょうか。

あのエアバッグのインフレーターの不具合で
今年破たんしたタカタだって、最初の2008年
問題が明るみになった時に、トップが前面に
出ていれば、おそらく状況は全然違ったと思います。

トヨタもアメリカで自動車の急発進問題が
起こった際に、トップが比較的早めに表に
出たことで急速に問題は収まりました。
(それでも遅い、とか言われていましたが)。

そしてその上で、我々経営者はそれさえも
マーケティングに利用しなければなりません。

なぜなら悪いニュースは良いニュースよりも
耳目を集めるからです。
なので「ごめんなさいキャンペーン」は
絶対にするべきですし、そのことで評判を
落とすことはありません。

そっと隠れていたいところを恥をかく覚悟を
決めて出てきたことは評価されますし、
普通ではできない注目を浴びることができます。

最近の不倫のニュースと似ていますね。
上手に対応すると、不倫したのに好感度を
上げている人もいます。

不祥事だけでなく、お祝い事も、記念日も、
日常のささいな出来事も、すべてマーケティング、
顧客との関係を作るための材料にしたいものです。

Q:毎日顧客との関係を作るための活動をしていますか?

しています!
今もお客さんへの誕生日プレゼント、
何がいいか考えてます!

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