シンディ・ローパーの凄さ

経営者列伝

シンディ・ローパー
(1953―)

歌手・アメリカ

いわずと知れた世界的歌手、
シンディ・ローパー。

彼女と日本の縁は興味深い。

ニューヨークで日本人女性鈴木サクエが
経営していたピアノバーMIHOで
アルバイトし始めたのがきっかけ。

当時売れないバンドメンバーだったが、
雑誌「LIFE」にちらっと載った
シンディの写真をみた鈴木が声をかけた。

バンドも解散し、自己破産までした
シンディは、心が病んで腐っていきそうな
ところをこの日本人が

「あなたはいつか売れるから頑張りなさい」

と励ましつづけた。

2011年3月11日東日本大震災の日、
コンサートのため機上の人であったが、
成田空港が閉鎖のため米軍の横田飛行場
に着陸。
周囲の反対を押し切りコンサートを決行。
募金活動などを始め、日本人への
サポートをし続けている。

日本と浅くない縁があるそんな彼女だが、
彼女は特に美人でもなく、歌唱力という
意味でも彼女より上手な歌手は他に山ほどいる。

ではなぜ彼女はこんなにも売れて、
こんなに愛されているのだろうか。

売れて当然の才能があったから、

という風に考えてしまうのはもったいない。

だいたい彼女のような歌い方、しゃべり方、
容姿はまだ売れる前、おそらく周りから

「ダメだ」「売れるわけがない」

などバッシングの嵐だったと思う。

当時は今ほど多様性に寛容ではない時代。

じゃあどうしてスターになったのか。

私はこう考える。
自分の信じる道を突き進んだこと。

そのほとんどが見た目ほど華やか
ではない道だったに違いない。

うまくいっているビジネスを真似る
ことは大事だが、猿真似では他の
みんなも真似るので持続は難しい。

彼女の生きざまは変わることを
恐れずにトライし続けることの
大事さを教えてくれる。

ちなみに私が右も左もわからない25歳の時、
マレーシアに初めて到着し、不安でいっぱい
だった日に車のラジオから流れた歌も
彼女だった。

Time after time – Cyndi Lauper
(Youtubeへ飛びます)

Q:あなたの思い出の曲は何ですか?

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