女傑に学ぶ①決断編 扇千景

経営者列伝

モノづくりの業界にいると、どうしても
男性中心の人間関係になりがちです。

現代ほど家事が楽ではなかった時代には、
女性が家のことを一切合切してくれて
いましたが、今は女性も社会進出が
叫ばれています。

どちらがどう、ということもないですが、
お互いに助け合って良い社会に
したいものですね。

早々に話が脱線しかけていますので
元に戻しますが、本やインターネット、
雑誌などで事業経営や組織に関する
情報に触れる時、ほとんどが男性の
ものではないでしょうか。

まるで歴史は男性中心に動いてきたと
いわんばかりですが、いえいえそんな
こともないんですよ、という小話、
目立ったエピソード等をご紹介したいと
思います。

ちなみにいわゆる「良い人」ばかり
でもないですが、リーダー、決断力の
ある人たちを3人ご紹介します。

今日はこの人。

扇千景(元政治家)

彼女の政治家としてのハイライトは
何といっても2001年の「不審船射撃許可」。

国土交通大臣として、憲法制定以来
初めての船体射撃を許可したことと、
その事件で沈没した船の引き上げを
指示したこと。

それまでは不審船に対して、せいぜい
追いかけまわして領海付近から出て行って
もらうくらいのことしかしてこなかったが、
海上保安庁の連絡を受けた扇大臣が

「即座に」

射撃を許可したことは素晴らしい判断でした。

沈没した船を証拠として引き上げることに
関しても、親中、親朝鮮派の政治家の反対
を押し切って実行。

結局引き上げられた船からは、海上保安庁の
船、装備に対抗できるほどの武器、
ロケットランチャーや地対空ミサイルまで
出てきた。

ちなみに海上保安庁の船は100発以上
被弾し、3名の負傷者もだしている。

当時の情勢を見るに、男性の大臣で
ここまでの決断ができたでしょうか。

すでに攻撃を受けていたとはいえ、

「直ちに反撃せよ」

という指令を出す。

リーダーとはリスクを取っても素早い決断が
できること、の良い例だと思います。

国防という緊迫した現場での決断の早さ、
正確さは見習いたいものです。

(ちなみに日本側から不審船の動力を奪う
ためのの射撃はすべて命中。後に不審船は自爆)

余談ですが、国として武装解除した方が
いいという政治家が一定数いますが、
彼らは家に鍵をかけないのでしょうか。

私は気が弱いので話し合いで解決したい
平和主義ですが、強盗に襲われそうに
なっている家族や隣人を見たら・・・

「私は武器をもっていません。戦いません。」

と宣言するようなことはしないと思います。

女傑に学ぶ②逆境克服編につづく

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