相手の知識、経験を尊重しながら話す

テクニック

先日ある若手の経営者と話していた
時のこと。
彼は子育てに関することで持論を
発表していました。

内容は何だったか忘れましたが、
肝心なのはその場面とその場にいた面子。

言っていたことはまぁまぁまともな
ことだったような気がしますが、
そこにいる人間は彼よりも全員子育て
経験豊富。

つまり彼より多くの子供、成人した
子供を持つ人ばかりです。
(彼の子供はまだ小さい)

子育てに関して真剣に考えて取り組んで
いることは素晴らしいですが、聞かれても
ないのにここで言ってはいけない、
ということがわからなかったようです。

「こう思うんですよねー」

くらいのライトなノリならまだしも、

「絶対こうですよ。こういうデータが
出ています」的な話し方だったため、
やんわりと話題をそらす。

まだ経験途上も甚だしいのに、それらの
酸いも甘いも経験してきた人間に対して
の敬意が足りていないことは明らかです。

意外とやってしまうこの間違い。

傲慢な人間と受け取られて避けられて
しまってはもったいないところです。

「自信と傲慢は違う、自信は相手のことも
認めることができることをいう」

と最近何かで読んだ本に書いてありましたが、
その通りだと思いませんか?

かくいう私もちょろっと聞きかじった
高級時計の豆知識をしゃべった相手が
時計マニアで、やんわりとその豆知識を
否定されたこともあります。

顔真っ赤っかです。
(他にも多数ありますが割愛します)

とはいえ、相手の知識や経験のレベルが
すぐにはわからない話題の時、
私はこんな感じで話します。

「コンロッド、ピストンを支えている
部品は、軽さが大切って言われますよね」

みたいな言い方です。

相手が知っているかどうかわからない
単語は「、」の部分に間を置きながら
表情をみて、コンロッドを知らなさそうか、
どちらかわからない時は「ピストンを~」
のような用語の解説をすぐ後につけて話すと、
知っていようが知らなさそうであろうが
失礼にあたらないですし、知っていそうで
あれば、そのレベルのエンジンの話はできるって
ことでその後の話を続ける、
みたいな感じです。

便利と思いません?

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